Q.クレーンをインバータ制御するメリットは何ですか? |
A. インバータ制御方式を採用することによりスムーズな加速・減速が可能で、荷揺れを軽減することが できます。 また、巻上動作において軽負荷時にモータの回転数をあげることで(軽負荷高速機能)、作業の効率化を 図ることができます。 さらに、停止時において減速後にブレーキをかけるため、ブレーキライニングの消耗を限りなく少なく することができます。 |
Q.クレーンを無線操作することはできますか? |
A. 無線操縦装置を取り付けることで可能になります。巻上機の直下に押ボタンスイッチがある場合、 吊荷に接近する必要がありますが、無線操作にすることで安全で効率的な作業を行うことができます。 ただし、吊上荷重が5t以上のクレーンの場合、クレーン運転士の資格が必要になりますのでご注意く ださい。 |
Q.工場が住宅地にあり、クレーンの騒音を小さくしたいです。よい方法はありませんか? |
A. クレーンの走行車輪をウレタン車輪にすることで、鉄車輪と比較して、低振動・低騒音のクレーンに することができます。 また、走行ランウェイを直接走行するため、走行レールが不要となり、建築コストを抑えることもできます。 |
Q.クレーンの点検を社内で行いたいのですが、何か資格は必要ですか? |
A. クレーンの点検に必要な資格・免許は定められていません。しかし、巻上機・クレーンに関する電気・ 機械の専門知識や技術を持っている作業員によって、確実な点検を行ってください。 |
Q.クレーンを運転するために必要な資格は何がありますか? |
A. クレーンの運転に必要な免許・資格は4種類あります。詳しくはこちらをご覧ください。 なお、移動式クレーンの資格では天井クレーン・橋形クレーン・ジブクレーン等の運転はできません。 |
Q.クレーンの設置や変更などに関する届出には何がありますか? |
A. 吊上荷重3t以上のクレーンの場合、クレーンを設置する際に「設置届」、構造部分や主要部品を 変更する際に「変更届」、長期にわたってクレーンの使用を休止する際に「休止報告」が必要になります。 また、クレーンの使用を廃止したり、吊上荷重を3t未満に変更する場合はクレーン検査証を返還しなく てはなりません。 吊上荷重3t未満のクレーンの場合、クレーンを設置する際に「設置報告」が必要になります。 |
Q.クレーンに関する免許・資格はどこで取得できますか? |
A. クレーンの運転に必要な免許・資格は4種類あります。 このうち、「クレーン運転士免許者」「床上運転式限定免許」は全国の安全衛生技術センターで学科試験を、 都道府県労働局長登録教習機関で実技教習を受けることができます。 また、「運転技能(特例)講習修了」は都道府県労働局長登録教習機関で、「運転特別教育修了」は各事業所 (企業等)又は都道府県労働局長登録教習機関で学科教習・実技教習を受けることができます。 玉掛けに必要な資格は2種類あります。 このうち、「玉掛技能講習」は都道府県労働局長登録教習機関で、「玉掛特別教育」は各事業所(企業等) 又は都道府県労働局長登録教習機関で学科教習・実技教習を受けることができます。 |